病院(整形外科)と整骨院(接骨院)との違い
1 大きな違いは資格と対応できる内容
病院(整形外科)は、6年制の大学専門学部を卒業して国の定めた試験に合格することにより、国家資格である免許を取得した医師が、各種検査や診断、投薬や処置、手術などの行為を行う施設となります。
病院にはいろいろな診療科目がありますが、特に運動器のケガや疾患への対応を中心に行うのが整形外科で、一般的に通院する方を対象としているのが整形外科医院またはクリニックとなります。
医師にのみ認められているのが「診断ならびに医療行為」です。
例えば転んでケガした場合、骨折の有無を確認するためにレントゲン検査を行いますが、この結果に基づいてケガの状況(骨折の有無など)を判断することが「診断」となり、さらにこの結果に従い注射や縫合などの処置、その他の処置、必要なお薬の処方などが「医療行為」に当たります。
これに対して整骨院(接骨院)とは柔道整復師がいる施設となります。
柔道整復師は医師や看護師と同じ国家資格(免許)のひとつで、特に筋肉や腱、関節などのケガやトラブルに対するサポートならびに施術ケアを得意としております。
整骨院は、3年制の専門学校または4年制の大学専門学部を卒業して国の定めた試験に合格することにより、国家資格である免許を取得した柔道整復師が、筋肉や関節などへ症状改善を目的として各種施術を行う治療院となります。
問診や各種徒手検査を詳しく行ない、その方のお身体のお悩みやトラブル状況をしっかりと把握した上で、その方に相応しい適切な施術ケアを行うのが整骨院におけるサポートならびに施術ケアとなります。
2 病院が得意なこと 整骨院が得意なこと
病院では、レントゲンやエコー・MRIなどの画像検査や採血採尿などの各種検査に基づいて、特に症状の原因を細分(微分)化して診断を行い、投薬や処置・手術などの行為を行うことなどが得意なこととなります。
しかし病院の場合、混雑しているため待ち時間が長い、時間をかけた相談ができない、終了時間が早くてなかなか通えない、担当の先生が曜日や時間帯で変わってしまう、痛み止めとシップの処方だけで終わってしまうなど、通院したい方にとってメリットとデメリットがあるようです。
一方整骨院では通院したい方の局所的なお悩みポイントや痛みポイントを把握するだけでなく、根本原因を究明するために全体的な話をさらに詳しく伺ったり、お悩み・痛みポイントに影響しそうなサブポイントを探ったり、生活習慣や姿勢の癖などを確認したりして、整体学に準拠した考え方に基づいて、親身になった施術を受けて頂くことができます。
局所ケアで改善できるものはベーシックなケアで施術し、全体を含めて整える必要がある場合にはボリュームを付けたケアで施術する、などと臨機応変に対応できるのが、整骨院が得意なこととなります。
3 当院について
当院では院長による責任施術の下、女性スタッフと協力して皆さまのお悩み・痛みポイントに対して施術内容を説明してご納得を頂いてからサポートケアを致します。
一般的な病院よりも遅くまで対応が可能であり、来院の際には予約優先制で対応することによりお待たせ時間もできるだけ少なくなるように工夫し、お一人お一人のご様子を伺った上で施術方針を決め、施術メニューにご納得いただき手技療法をうけて頂くことができるので、お悩みや痛みの変化などへも柔軟に対応して施術することが得意となっております。
院長は柔道整復師の他に、鍼師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、ケアマネージャーなど多くの国家資格を取得しており、必要に応じてこれらの技術と経験を複合的に活かして施術を行なうことができます。
また脱臼や骨折が疑われる場合など、必要時には当院から提携先整形外科へ無料紹介もできますので、安心かつお気軽にご相談・ご来院いただくことができます。