ぎっくり腰になってしまったらすぐに整骨院へ
1 ぎっくり腰とは
日常生活の中で誰にでも発生する可能性のあるトラブルの一つに「ぎっくり腰」があります。
ぎっくり腰とは「急性腰痛症」とも言い、腰痛症の中で最も多いトラブルと言えます。
立ったまま腰をかがめて足元の荷物を持ち上げようとした場合や、キッチン作業や洗顔時のように中腰姿勢になった場合や、その姿勢から体を起こそうとした場合、振り向き動作で腰をひねった場合、お辞儀をした場合など日常のさりげない動作中に急激に発症することが多いです。
ぎっくり腰の特徴として、痛みレベルがとても激しく姿勢を変えたり、座ったりすることも困難になるほどです、当院へ来院されても待合室で「座れない」「動くのがつらい」状態の方がいらっしゃるほどです。
2 ぎっくり腰の分類
ぎっくり腰は軟組織のトラブルのため、レントゲン検査などでは原因がはっきりとしない場合も多いものです。
ぎっくり腰の代表的なものを挙げてみますと
・腰を支えている筋肉やそれを保護する膜(筋膜と言います)がロックしてしまった状態
・筋肉や筋膜が部分的にほつれたり、伸びてしまったり、裂け目ができてしまった状態
・筋肉や筋膜が部分的な断裂を起こしたり、やや広範囲に避けてしまった状態
このように筋肉や筋膜など、軟組織の炎症や損傷に伴う激しい痛みが発生したものをぎっくり腰と言い、程度によって軽症から重症まで分類します。
これらに対して、
・椎間板(軟骨)がつぶれたり髄核が出てしまったものを「ヘルニア」
・加齢や作業負荷などの原因で腰椎が変成したものを「変形性腰椎症」
・加齢や作業負荷などの原因で神経のトンネルが狭まったものを「脊柱管狭窄症」
など腰痛症にはさまざまなものがあり、区別と適切な対応、施術ケアが必要となります。
3 ぎっくり腰になってしまった場合の対応
激痛がひどくて動けない状況でしたら無理に動こうとはせず、痛みが少しでも軽減するような姿勢をえらんで安静にしてください、一般的にはそっと横向き姿勢になって軽く曲げ膝にしていただくと楽になることが多いようです、特に細身の方は下側の脇ウェストに畳んだタオルなどを差し込んでいただくとよいと思います。
ゆっくりと動かせるレベルになりましたら早めに整骨院へ来院してください、ご利用者様の状態に合わせて適切な施術ケアを手配させていただきます、また施術の後に注意点などを説明させていただきます。